1980年代から90年代にかけてtokai製ギターに装備されていた tokaiオリジナルピックアップ
ビンテージピックアップを徹底的に研究、解析し、かつtokai製ギターに最適化するように開発。
コイル線にOFC(無酸素銅)を採用しクオリティを保つため、tokai社内で一個一個ベテラン職人が手巻きした贅沢なピックアップ。 コストがかかりすぎて現在ではとても製造できない。
音的にはチューブアンプに合ったウォームなクリーントーン、さらにボリュームを上げると適度に枯れたクランチサウンドで、今でもこのピックアップでしか出せない音があるといわれている。
L-WHITEとは当時アメリカのtokai代理店の社長だったLAWRENCE WHITEにちなんだネーミング
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SDH CUSTOM: SDH DRIVEをカスタムメイドしたカバードタイプ。”59オールドPAF”の再来とまで言われた |
SDS CUSTOM: OFCワイヤリング&アルニコ直径φ6ビックポールのコンビネーションから生まれるシャープ&ブライトサウンド |
当時実際に使用していたコイリングマシン。左の写真のL-WHITEはこの機械で巻かれました。当時は3台のコイリングマシンがベテラン職人の手でフル稼働していました。今この1台しか残っていません。 |
<ピックアップの手巻きについて>
ピックアップを手巻きすると言っても、何も機械を使わない訳ではありません。何しろ髪の毛より細い銅線(ちょっと引っ張れば簡単に切れてしまいます)を数千回は巻くわけですから現実的には手作業ではできません。一般にはこのようなコイリングマシンを使います。
![]() | 珍しくフロイドローズタイプのトレモロユニットを装備したギターにSDH DRIVEを取り付けた例。このハムバッキングピックアップはオープンタイプ。本来の音の傾向とは少々異なるが このギターに関してはボディとの相性が良いためか、パワフルな鳴りと驚異的に伸びるロングサスティーンが魅力。 |
現在使用されているL-WHITE
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TOKAIオリジナルP.U.、アルニコ3マグネット、USAワイヤリング、高出力。 LWS-1 Larse Pole Piece Single Coil High Power Output、ポールピースは、クォーターパウンドタイプ Ω12 LWH-1 Humbucking Pickup High Power Output Ω20 |